決算報告書を読む(3/3)
貸借対照表には、現金や売掛金など1年以内に現金化できる流動資産、それ以外の長期的な固定資産、買掛金や未払金などの流動負債、
それ以外の長期的な固定負債、資本金や各種準備金などが記載されています。貸借対照表を調べることで増収増益の企業でも
多額の借金を抱えていないか確認することができます。

貸借対照表は左側の資産合計(総資産)と右側の負債及び資本合計が必ず一致します。そのため"対照表"とか"バランス・シート"と呼
ばれています。
このことから、資産合計に対する負債合計の割合と、資産合計に対する資本合計の割合は連動することになるので、前者が増えれば後者は減る
ことになります。従って、片方の割合だけを求めれば、もう片方は評価しなくても分かることになります。
キャッシュ・フロー計算書は、現金の流れだけに注目して作成される表です。表の項目には、企業の営業活動による現金の収支である
”営業活動によるキャッシュ・フロー”、設備投資などの投資に関する”投資活動によるキャッシュ・フロー”、借入金などによる
”財務活動によるキャッシュ・フロー”があります。
営業キャッシュ・フローが年々増加している企業は成長過程にある企業と判断できます。また、成長中の企業は事業拡大の
経営をしているはずなので投資キャッシュ・フローがマイナスになっているはずです。
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