その時株が動いた!
・公募増資発表
企業が資金を市場から調達する方法に公募増資というものがあります。一定株価で株券を発行することで
その対価として資金を得るものです。一般に発行済み株式数の10%~11%くらいが新たな株として放出されます。
そして、これだけ株の供給が増すことになり、それだけ株の需給バランスが崩れます。
これを嫌気して株を売る投資家や下がるのを見越して故意に売りに出る投資家が出てきます。
以下に示すチャートは公募増資発表後の株価がどうなったかを示すものです。


上図に示すように発表後はほぼ100%の確率で株価は下がります。しかし、その後は持ち直して元の株価に
戻ることが分かります。
また、増資の際にはオーバーアロットメントというものが行われます。オーバーアロットメントとは、
一時的な需給の悪化によって株価が急落してしまいますが、増資を行うたびに株価が大きく上下することは、
株価の安定という意味ではあまり望ましくありません。そこで、株式の発行を引き受けた証券会社は、
あらかじめ発行予定を上回る株式数を販売し、募集後の株価の状況を睨みながら、仮に株価が発行価格を下回っている
時には、株式市場からその企業の株式を買い付け、逆に株価が発行価格を上回っている時には、
さらに多くの株式を発行してもらうことによって、より多くの資金を調達するようにし、株価の安定を図ります。
従って、株価はそんなに酷く下げるわけでもありません。
教訓
公募増資発表直後は株価は下がる。しかし、下げた株価は必ず元に戻るので、ほっておいて良い。
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