『究極のテクニカル分析』の概要・感想
| 黒岩 泰著、\2,730 (ご購入は左の図をクリック) |
以下に挙げているのは本の中で紹介されているもののほんの一部です。
それぞれの詳細や、より多くの情報については本を参照して下さい。
この説明で少しでも為になったと感じた方は、
この本を購入され詳しく読まれることをお勧めします。
テクニカルについて
- 銘柄の動きを左右するのは、出来高が多い日に買った投資家の動向次第。出来高が多い順に番号を振り、そこで
買った投資家が含み益の状態であるのか、それとも含み損の状態にあるのかを判断する。
<感想>株価が天井を付けるときは出来高が異常に増加しているときなので、このことを別の言い方で表現したものと
いえます。
- 出来高が上昇したにもかかわらず、株価が上昇した。出来高が減少したにもかかわらず、高値圏をキープした
ものを買う。
- 出来高が増加し、しかも「窓」が出現するくらいの急激な下落がおきたときに株の需給が改善、リバウンドのきっかけとなる。
- 窓には株価を引き寄せる力がある。
- 窓には「埋めない窓」と「埋める窓」がある。埋めない窓の場合、窓の引き寄せる力に勝っている潜在的な上昇力
(下落のときは下降力)があるといえる。
- 完全に窓を埋めたものは、その後上昇するものもあるが、潜在的な力がない、あるいは小さいものとなる。
- 窓埋めの最中に下げひげが出現する場合、見切り発車敵に窓埋めの途中で押し目買いを入れても良い。ただし、上値抵抗線を
突破したと瞬間が、それが埋めない窓なのか埋める窓なのか確認できる。
<感想>上値抵抗線を抜けたときが買いと判断しています。この本でもこのことを言っているので、この法則は
信頼性が高いものと感じました。
- 株価は下ひげの出現した反対方向に動く。
- 一般に長いひげが発するサインは信頼度が高い。長い上ひげは買い。長い下ひげは売り。ただし、株価の動きだけでなく、
出来高を考えると、短いひげでも出来高の多いときは信頼度が高い。(出来高を伴った下ひげのブレイクは、底なしの
相場のサイン)
- 2日連続ストップ高を買いシグナルとする。
- 上昇相場のスタートのときにストップ高となり、上昇相場の終わるときにもう一度
ストップ高になる現象がある。また、両方がつながっているものもある。従って、3日以上の連続ストップ高のときに買うのは
リスクがある。
<感想>確かにこのやり方で利益を狙えますが、同時に売りタイミングを注意深く監視していなければ、
天井をつけた後の急落に巻き込まれてしまいます。
ファンダメンタルズについて
- 将来受け取る配当や、利益の内部留保率などから理論株価を求める。
<感想>配当などから将来の理論株価から割安かどうか判断して買う方法は、ウォーレン・バフェットも
確か提唱していたはずです。ということは、実証されている手法ですが、私はまだ理論株価を使うやり方は自分に
しっくり来ないです。